菌活のススメ/ロクワットフェイシャルソープ、スキンローション

食生活、睡眠不足、運動不足、不衛生、洗顔のしすぎ、紫外線など要因はいろいろあります。

それらの要因がなにを引き起こすのでしょうか？

答えはお肌のバリア機能に異常を引き起こします。

では、バリア機能の異常とはなんでしょう？

異常な状態になると、有害物質によるアレルギーや水分が保てず乾燥肌などの症状が出てきます。

今までは乾燥肌や荒れ肌になったときに

①弱酸性で優しく洗う

②化粧水で水分補給

③乳液やクリームで保湿（水分を閉じ込める）

というやり方でした。継続している間は改善しているように感じますが、洗って放置すると元に戻ります。これでは根本的な解決になりません。

では、どうすればバリア機能は改善するのか？？

そこで重要なのがバリア機能の一番外側にいる「常在菌」です。

①善玉菌：表皮ブドウ球菌　★★★

最も多く存在する菌で、グリセリンを生成し皮膚の乾燥を防ぎ、悪玉菌を抑制し外部の刺激から守ってくれます。

②日和見菌：アクネ桿菌　　★★

普段は善玉菌の働きをしますが、バランスが崩れ皮脂が増えると毛穴の中で増殖してニキビの元になります。

③悪玉菌：黄色ブドウ球菌　★

通常は無害。増加して毒素を作りだすと、かゆみや肌荒れ、アトピー性皮膚炎の原因ともなります。

まず割合でいうと、善玉菌２：日和見菌７：悪玉菌０～１が健康な状態です。ここで覚えておいてほしいことは日和見菌（アクネ桿菌など）も必要な菌だということです。アクネ桿菌は悪に見られがちですが、普段は善玉菌のような立場にいます。毛穴につまり皮脂が多くある場合に増殖し、ニキビの原因となります。

常在菌のバランスが取れていれば、常在菌が出す産生物が天然のベールとなり角質細胞を保湿してくれます。また、外敵となる菌からも守ってくれます。なので、洗顔のしすぎやアルコールなどによる除菌、殺菌は必要な菌までなくなるのでやめてください。

常在菌のバランスが崩れている状態です。善玉菌の減少や日和見菌が善玉菌として働かず、常在菌の産生物による保湿や外敵からのバリア機能がなくなり角質細胞がむき出しになります。そうすると角質細胞から水分がなくなり乾燥肌となり、外敵や悪玉菌の侵入を許し肌が荒れる原因となります。ここで怖いのが悪玉菌である黄色ブドウ球菌です。荒れ肌の傷口から出る体液をエサとする黄色ブドウ球菌が増殖すると集団となってバイオフィルムを作り増殖し、表皮ブドウ球菌の居場所を奪います。これがアトピーの原因の一つとも言われています。

これまでの説明で善玉菌が必要なことはご理解いただけましたでしょうか？

善玉菌、特に表皮ブドウ球菌は健康肌にとって大切な役割を果たします。そこで善玉菌を育てるにはどうしたらいいのか、減らさないようにするには何を気をつけたほうがいいかをお伝えします。

①睡眠とバランスの取れた食生活

常在菌の下にある皮膚への栄養はもちろん、皮脂の分泌が多くなり日和見菌の働きが悪くなるので気をつけましょう。

②紫外線対策

SPF度数の高いものや紫外線吸収剤は善玉菌の負担になります。

③過度な洗浄や除菌、抗菌洗浄

優しい洗顔料を使った洗顔は夜のお風呂のときだけでも良いかと思います。朝は水洗いで十分です。

④適度な運動

善玉菌、日和見菌にとって汗はエサになります。

①善玉菌を育てるために必要な成分をたっぷりと配合

善玉菌のエサとなる「オリゴ糖＋キシリトール」をＷ配合。

②育菌の妨げにならない成分配合

香り付けの精油などにもこだわりました。

③洗顔、シェービングも兼ねた洗顔クリーム

優しく洗い上げ、余分な汚れを落とし善玉菌が育ちやすい環境を整えます。

参考文献：人体常在菌のはなし　P.169

オリゴ糖＋キシリトールの役割は、オリゴ糖により肌を弱酸性に保ち、菌が育ちやすい環境をつくること。そしてキシリトールを配合することにより表皮ブドウ球菌を育て、黄色ブドウ球菌などの悪玉菌に負けないようバランスを保つサポートをする事です。